009 ドローン空撮動画の制作をめざす方が操縦の次に身につけるべきスキル

私が理事長を務める”一般社団法人 ドローン大学校”では、プロパイロットとして必要な操縦スキルを身につけて修了していただいています。
 
「修了難易度は日本でもっとも厳しい」と形容してくださるブロガーさんもいらっしゃいますが、私は特別難易度の高いご指導をしているつもりはなく、プロパイロットとして必要な操縦スキルを身につけていただいているだけだと考えています。
 
そして、当校修了生のなかには、その先のステップとして、ドローン空撮動画の制作をめざす方も多く、その方々が次に欲しがるスキルが”動画編集のスキル”です。
 
そもそも動画制作の流れの大筋は「 動画制作の目的を決める(確認する)▷ シナリオやコンテ制作 ▷ ロケハンやパフォーマー打合せ ▷ ロケ(撮影)▷ 編集 ▷ テロップやBGM入れ ▷ レンダリングとエンコード ▷ 納品または公開 」といくつものフェーズがあります。そう考えると、次に学ぶことは”動画編集のスキル”でしょうか?
 
ロケ(撮影)前の準備ができていなければ、質の高いロケ(撮影)はできません。つまりシナリオやコンテ制作や、さらには動画制作の目的を決めるといったディレクターの役割を学ばなければ質の高いロケ(撮影)はできないでしょう。もちろん、撮影だけを行うドローングラファーをめざす方であれば、ディレクターの役割を学ぶ必要はありませんが、動画編集を学ぶ必要もなく、ひたすら操縦技術を磨くことに注力するべきでしょう。
 
お一人で空撮動画を企画して、Youtubeなどの動画サイトに公開したいとお考えであれば、先ずは「動画制作の目的を決める」レベルを上げることをおススメします。例えば「◯◯会社は◯◯に困っていて、こんなシーンの空撮動画を制作すれば、困っている◯◯を解決できるだろう」といったようなことを考える習慣をつけるということです。
 
そして次に、コンテを作ってみることです。最初はイメージしている画に近い画像を並べて、それができるようになれば、上手くなくでも良いので自分で画を書いてみる。そしてドローンの動きやパフォーマーの動きも書込んでいく。ロケ(撮影)は、コンテに沿って進めることで無駄なカットも減り編集の作業も楽になるでしょう。
 
フォードモーター創始者であるヘンリー・フォード(Henry Ford)は「Before everything else, getting ready is the secret of success.(成功の秘訣は、何よりもまず、準備すること)」という言葉を残し、アメリカ第16代大統領であるエイブラハム・リンカーンは「If I had eight hours to chop down a tree, I would spend six of them sharpening the axe.(木を切り倒すのに8時間与えられたら、私は最初の6時間を斧を研ぐのに費やす。)」という言葉を残し、準備の大切さを伝え続けています。
 
ご自分がドローンを使ってどのような仕事をしたいのか?振返ってみた上で、次に何を”準備”すべきかを考えてみてください。